[少年期のキス釣り]

オサカナ百話
写真は投稿者の意図と異なるかもしれませんが、ご容赦を・・・

写真は「キス仕掛け、ゴカイ、シロギス」です。

【 第 54/100話 】
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[少年期のキス釣り]
終戦を挟んで数年間の少年時代には、たんぱく質確保の為、懸命に 魚釣りに励みました。
中でも夏のキス釣りは楽しく収穫も多かった ので鮮明な記憶として今も残っております。

その頃は砂浜で投げ釣りをする優れた道具とて無いので、1.5間 ほどの竹竿を手に、臍から胸ぐらいの所まで立ち込むのです。 1〜2号の噛みつけ錘の軽い仕掛けに、途中で採ったゴカイとか アケミガイを餌としました。

夏とはいっても長く海に浸っていると胴震いがするほどに冷えて 来るし、ワタリ蟹に足の指を挟まれたりと辛い面もあったのですが 何よりも魚が多く、子供の腕でも4〜5キロを釣り上げることは ザラにありました。
胸から下げた竹篭で足りずに脱いだパンツに 魚を包んで岸まで運んだこともあります。

夢中になっている間に潮が満ちて、途中の澪を竿を手に必死に泳いで 帰ったことも今や楽しい思い出になりました。
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