[鯉と龍]
オサカナ百話
写真は投稿者の意図と異なるかもしれませんが、ご容赦を・・・
写真は「鯉と龍」です。

【 第 70/100話 】
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[鯉と龍]
鯉はその面魂からか昔から何か神秘な力を秘めているように見られた ようですね。
中国の黄河の鯉は百年の歳を経ると中流域にある登竜門と いう厳しい滝を遡って龍になると信じられていました。

鯉は別名六六魚とか六六鱗とかいって側線に沿った鱗の数が魚の大小に かかわらず 6×6で36枚と決まっています。当時は物事をすべて陰陽で 考え、魚は陰の部で陰の数の6と辻褄が合うと考えたのですね。

それが龍に変身すると陽となり鱗の数は9×9の81枚に変化するのだと 言います。
9の数はご存知のとおり陽の数の首位ですから、龍はかなり 高く位置付けされていたことが分かります。 また龍は比較的温順な性質で、人が乗ることもできるのですが、首の下 あたりに直径1尺ほどの丸い鱗を持っていて、うっかりこれに触ると 急に怒り出し人をも殺すといいます。これが例の逆鱗(げきりん)です。

龍はまた相当に好色で、いろんなものと交わって子供を残しています。
例えば馬との子供は麒麟ですね。その9番目の子は亀と交わって出来た もので名は贔屓(ひいき)です。姿はまるで亀ですが力持ちで若し貴方が どこかの記念碑の下などで亀の姿を見かけられたら大抵こいつです。 相撲なんかで言う贔屓とどう結びつくのか、若しご存知あれば是非 教えていただきたく、お願いいたします。
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