鈴鹿の山歩き「雨乞岳」1,238m
「人々の心、山、川、谷、皆温かく、美しく見えます。
空も土地も木も 私にささやく、お帰りなさい、頑張ってきたね」
・・・あれから一年世の中、人の心はどうなってしまったのだろう。
9月17日山歩きの仲間31人で鈴鹿の深山、雨乞信仰と関係の深い山「雨乞岳」に 登ってきました。この山は御在所岳の裏側に位置し、鈴鹿山脈の主稜線からは 外れているが、鈴鹿第二位の高峰であり、雄大で奥深い山容は魅力的な山です。

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武平峠からあの山を巻いて樹木帯を行く

鈴鹿スカイラインを武平峠まで車で上がり、トンネルを越えて滋賀県側の駐車場から 登り始める。御在所岳の裏側を巻くように伐採された樹木帯を元気良く進む!武平峠が既に海抜831mのためか、高気圧に覆われた今朝はスタートが8:30でも 登り始めの山腹の樹林帯は涼しさを感じる。2、3の崩れかかった沢を過ぎ暫らく行くと切り開かれ平坦な樹木帯に変わって、そこかしこに炭焼きの窯跡が見られる。

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沢谷沿いで根に猛毒を持つトリカブトが兜を被って咲いていました。

中腹の沢谷沿いで花の美しさからは想像もつかないが、 根に猛毒を持つトリカブトが青紫色の兜を被って咲いていました。 古くは狩猟の毒矢に利用されたそうです。 8月から11月にかけて花を咲かせます。

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頂上付近の笹原白いテープが目印  リュックを置いて健脚組は昼食前にもうひと頑張り

クマ笹の原を雨に削られた堀削の道を暫らく登ると東雨乞岳1,226mの頂上に着きます。そこから笹原を少し下ってまた登ったところが雨乞岳の三角点1,238mです。リュックを置いて健脚組は昼食前にもう少し頑張り往復しました。昼食は360度の展望が楽しめる東雨乞岳でとりました。

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今日の参加は31名(内新規参加者:3名) ゆっくり昼食を済ませ笹原を下り軽快に武平峠へ  

登り3時間かかった道も下りは軽快、足取りも軽快に林間を進み2時間で武平峠へ無事下山 トータル歩行5時間で総歩数:1万9千歩のロングコースの山歩きでした。 帰りは恒例の湯ノ山希望荘で日帰り温泉につかり汗を流しサッパリ!

※スライドショー「雨乞岳」はこちらをクリックしてご覧下さい。
2003-9-17(水)鈴鹿山歩き同好会 9月度月例会  山行記

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